【夢占い】ざるそばの夢は?食べる/作る場合、具体例は?

ざるそばが夢の中に出てきた場合、そこにはどんな意味があるのでしょうか。

もしあなたが現実の世界でざるそばを食べに行きたいと思っていたり、グルメ情報でざるそばを出しているお店が紹介されているのを最近見ていたのであれば、脳が情報整理のためにざるそばを夢の中で出させたという可能性が高いです。

この場合は夢がざるそばを通じてあなたに何らかのメッセージを送ろうとしていた可能性は低いので、あえてその意味を探る必要はないです。

けれど、上記のような事情がなく夢の中にざるそばが出てきて、それが非常に印象に残っていたというのであれば、夢が何らかのメッセージをあなたに送ろうとしていた可能性があります。

では、具体的にその夢にはどんなメッセージが隠されているのでしょうか。

それは、ざるそばが一般的に何を象徴しているか、また、あなた個人がざるそばに対してどのようなイメージを持っているか、さらにその夢の具体的な内容がどうだったのかによって変わってきます。

ざるそばは一般的には何を象徴しているの?

1.「長寿」「一家繁栄」

そばは細く長く伸びるものであることから、「長寿」や「一家繁栄」を願って食することがあります。そこで、夢の中でざるそばが出てきた場合も「長寿」や「一家繁栄」を暗示している場合があります。そのため、ざるそばを家族皆で美味しそうに食べている夢を見た場合、一家繁栄を示唆する吉夢、と考えられる場合もあるでしょう。

2.簡単に作れる料理

ざるそばは、そば粉から作る場合を除いて、一般的には時短料理として認識されています。そこから夢に出てくるざるそばには「簡単に作れる料理」という意味が含まれていることがあります。そのため例えば奥さんがざるそばばかりを食事に出すという夢を見た場合、現実でも奥さんが疲れている(から時短料理としてのざるそばしか作れない)ことを暗示しているかもしれません。

3.食べられない料理

そばアレルギーを持っている人にとっては、ざるそばは「食べられない」「食べてはいけない」料理になります。そこから、「恐怖感」をもたらすものという意味を持つ可能性もあります。例えば誰かにざるそばを食べさせようとしている夢を見た場合、その人に対して攻撃的な感情を持っていることを暗示している可能性もあります。

その他、ざるそばの食感から「のど越しの良さ」、よく食べられる時季から「夏」を意味する可能性もあります。

ざるそばに対してあなたが持つイメージは?

ただし、夢に出てきたものは、一般的な意味の他、夢を見た人自身のイメージも重要になります。

あなたは、ざるそばに対してどんなイメージを持っていますか?

例えば亡くなった祖父母と食べた最後の食事がざるそばだったという人にとっては、ざるそばはその祖父母を思い出すきっかけであるといえるでしょう。

私の友人の一人は、そばがミミズに変身してざるの上で蠢いているという強烈な夢を見て以来、ざるそばは食べられなくなったと言っていました。彼女には「ざるそば=ミミズ」という等式ができあがっています。

ざるそばの夢を見た場合、一般的な意味から夢からのメッセージを推測することも有用ですが、まずはあなた自身が持っているざるそばのイメージを明らかにすることをお勧めします。その方があなた自身の夢からのメッセージをより正確に把握できる可能性が高まるからです。

ざるそばの夢の具体的な解釈例①誕生日パーティーでざるそばを食べる夢は?

では、ざるそばの夢の具体的な解釈例をご紹介しましょう。

一つ目は、派遣社員として働いている女性が見た夢です。

小学校に戻ったようで、でも職場の同僚の人たちと誕生日パーティーに参加している。主催者はお局的な存在のAさん。Aさんは普段からマウントをとってくる人で、あまり好きではない。夢の中でAさんの家に呼ばれ、誕生日プレゼントのぬいぐるみを持っていく。Aさんのリビングに入るといろいろな種類の料理が並んでいた。「どれでも好きなものを食べて」と言われ、ざるそばを選んだ。他の人がゆっくり別の料理を食べている中、自分はざるそばをさっさと食べ終えて帰り支度をする。Aさんは私が渡したぬいぐるみを片手に持ち、「もっとゆっくりしていけばいいのに」というが、私はもう食べたから、と言って帰った。

この夢に対する私の解釈は以下の通りです。

まず、夢の中の状況が小学校の頃、でも登場人物が職場の同僚という点について、もしかすると、職場の人間関係が「子どもじみた派閥」や「上下関係」に似ていると感じているのかもしれません。

次に、Aさんという好きではない相手が主催する場にいるというのは、実生活でその人との関係にストレスを感じている証拠ともいえます。というのも誕生日パーティーは「社交の場」や「義務的な付き合い」を象徴することがあることから、夢主さんが職場の人間関係にやや消極的であることを示しているといえるからです。

同様に、Aさんにぬいぐるみを渡すことは、「表面上は礼儀を守っているが、本心では距離を置きたい」という気持ちを表現している可能性があります。

そして、「料理がたくさんある中、ざるそばを選ぶ」のは、ざるそばが早く食べられるから、だったのではないでしょうか。これは「早く済ませて帰りたい」「義務感で参加している」という心理が反映されている可能性があります。併せて、ざるそばは豪勢な料理と比較すると、安価で提供できる料理でもあります。誕生日プレゼントも渡し、相手から提供された料理は安価な物を選択することで、Aさんに借りを作りたくないという気持ちが表れたものと解釈できます。

さらに、他の人はゆっくり食事をしているのに、夢主さんは早く食べて帰ろうとしました。これは、夢主さんが職場の人間関係にあまり深入りしたくない、または「最低限の付き合いだけで十分」と感じていることを示唆しているかもしれません。Aさんの「もっとゆっくりしていけばいいのに」という言葉に対してもそれに応じず帰っているのは、少なくとも夢主さんが自分の意志を貫こうとしていることを示している可能性があります。

この夢から解釈しうるのは、夢主さんに職場の人間関係に対する不満やストレスがある可能性があること、必要最低限の付き合いをして、深入りは避けたいと思っている可能性があること、Aさんのマウントに対して、内心では抵抗しつつもうまく距離を取ろうとしていること、自分のペースで行動し、他人に振り回されたくない気持ちがある…ということでしょうか。

もし夢主さんが職場の人間関係にストレスを感じているなら、無理せず適度な距離を保つのがおすすめです。夢の中で「さっさと食べて帰る」夢主さんの行動は、自分を守るための無意識の選択かもしれません。
現実でも、「自分のペースを大切にすること」が大事だと夢が伝えているのかもしれませんね。

ざるそばの夢の具体的な解釈例②年老いた母にざるそばを作って食べさせる夢は?

続いて介護離職した男性の見た夢です。

介護が必要な認知症の母親(90歳)が何かを食べたいというので、のど越しの良いざるそばを作って食べさせた。 そうしたらなぜかそばがのどに詰まり、母親が苦しみ始めた。 「ざるそばなんか作りやがって、わしを殺す気か!」、とぜいぜい言いながら母が自分に怒鳴るので、「そんなつもりはねえよ!」と口答えしてみたが、心の中では悲しみで一杯だった。

この夢について、私は以下のように解釈してみました。

この夢主さんは、現実の世界で離職してまで母親の世話をする決断をしていることから、責任感の強い方だといえるでしょう。夢の中で母親がざるそばを食べた結果、苦しむことは、夢主が母親へのケアにおいて無力感や不安を感じていることを反映している可能性があります。のど越しの良いざるそばを良かれと思って選択したのに、それが逆効果になってしまったこと、母親の暴言に対して反論してはいるものの心の中は悲しみでいっぱいだったということは、介護について夢主さん自身があまりスキルを持っておらず、それに対する負い目を感じていることがうかがわれます。

この夢は慣れない介護でストレスや不安を抱えている夢主さんに、お母さまのためにも専門家の助けを求めるよう促しているのではないでしょうか。

まとめ

ざるそばは、一般的には「長寿」「一家繁栄」「簡単に作れる料理」「(人によっては)食べられない料理」を意味するので、ざるそばの夢を見た場合、これらのキーワードに関することを示唆している可能性が高いです。

ただ、夢はあなたの無意識からのメッセージであることから、あなたの個人的なイメージをまずは探ってみて、それに基づいて夢の意味を深堀してみることをお勧めします。

この記事があなたの夢の解釈の一助となれば幸いです。

 

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