初夢で火事の夢を見ると「何か悪いことが起きるのでは…」と不安になる方も少なくありません。
夢占いの象徴的解釈において、火事は「浄化」「再生」「大きな転機」等を表し、状況次第で吉夢にも凶夢にもなりえます。火を消す・逃げる・爆発する、自分の家や山が火事になるなど、場面によって意味は様々です。
本記事では、初夢で見る火事の夢が吉凶どちらになるのかをその理由とともにお伝えし、もし凶夢だった場合の対処法についてもご紹介します。安心して新しい一年を迎える参考にしてくださいね。
初夢で火事は基本的に「吉夢」。その理由は?
火事は、夢象徴の分野では、「浄化・再生・エネルギー」を象徴するといわれています。また、炎の勢い=運気の勢いともされています。
さらに、家が燃える=家運が大きく動き、繁栄に向かう前触れとして商家文化の中では特に商売繁盛を暗示するものとされてきました。
したがって、1年の運勢を暗示する初夢で火事の場面を見たら、それは基本的に吉夢といっていいでしょう。
例えば、夢の中であなたの家が古びた一軒家で、その家が炎を上げて燃えていたとします。そして、あなた自身が現実の生活に不満を感じていたとしたら、この夢は現実の生活が一変する可能性を示唆する吉夢といえるでしょう。もし、今何か新しいことを始めようと思っていたのなら、臆することなく始めてみることをお勧めします。
また、雷が落ちて火事になる夢も、外部からの強烈な衝撃をきっかけに、人生や環境が一気に動き出すことを象徴する吉夢であることが多いです。例えば交通事故や突然職場を辞めざるを得なくなるといった、一見災難にみえるようなことがあったとしても、それが今後のあなたにとって運気がよい方に変わる出来事となるかもしれません。
さらに、高層ビルが火事になる夢も、一般的には吉夢とされます。その理由は、高層ビルは「社会的地位、肩書」や「組織、制度」、あるいは「目標、野心」を象徴するとされ、それが燃えるということはあなたの社会的地位や組織での役割、目標が刷新されることを示唆していると考えられるからです。特に夢の中であなたが燃える高層ビルを見て、すっきりした気分を味わっていたとしたら、吉夢である可能性は非常に高いです。
では火事を消す夢はどうでしょうか。逆に凶夢となってしまうのではないか、と不安になる人もいるかもしれませんが、必ずしも凶夢になるとはいいがたいです。特に夢を見た人が、現実の世界で対応に苦慮する状況下にあったときに火事を消す初夢を見たとしたら、夢主さんに「火事を消す能力がある」=「トラブルに対処することができる」ことを示唆したものといえ、これも吉夢といえるのです。
同様に、火事から逃げる夢も、「逃げ切って安心している」内容であれば、上記の火事を消す夢と同じく夢主さんにトラブルに対応する力があることを暗示した吉夢ということができます。
自分自身が逃げる夢だけでなく、例えばあなたが避難誘導をしている夢を見たとしたら、この夢は大きな変化や危機的状況の中で、あなたが「支える側・導く側」の役割に立っていることを示唆しているといえます。もしあなたが普段は上司や先輩から教えられ、指導されている立場だったとしても、リーダーとしての素質があること、あるいは近々あなたが指導者側の立場に立つ可能性を示唆しているといえます。
また、山全体が炎に覆われるような大規模な山火事が初夢に出てきた場合も、その夢の中で不安や恐怖感よりも、荘厳な気持ちや圧倒される感覚の方が強ければ、それは吉夢といってよいでしょう。
個人の家と異なり、山は自分では容易に動かせない大きな存在を象徴します。そして山火事の多くは自然発生的であり、人の手で簡単には止められず、広範囲に及ぶという特徴を有することから、「大規模な浄化・再編」を暗示するものと捉えることができます。上記のような夢を見た場合、古い執着・役割・価値観を手放す準備をすることをお勧めします。
火事の初夢が「凶夢」となる場合は?
火事の初夢は、基本的には吉夢といってよいのですが、夢の内容によっては「凶夢」となる場合もありえます。
例えば、炎が弱く煙だけがくすぶっているような夢は、「エネルギー不足」「不完全燃焼」「問題が長引く」ことを示唆する凶夢といえるでしょう。こうした内容を初夢で見た場合、一年を通じて物事が停滞しやすいことや、物事の進展が遅いことを暗示しているといえます。
また、例えば高層ビルが火事になり、自分一人が取り残される夢を見た場合も、どちらかといえば凶夢にあたるでしょう。社会的な変化や再編が進む中で、自分だけが適応できていない、または置き去りにされる感覚を象徴しているといえるからです。
さらに例えば、仕事で在宅作業中にPCが爆発し、自宅も火事になってしまうという夢も、どちらかというと凶夢にあたるでしょう。この夢の場合、解釈はいくつかできますが、仕事の問題が私生活にまで侵食し、制御不能になる危険性を示唆していると考えることができるからです。
火事の初夢が「凶夢」だった場合の対処法は?
火事の初夢を見て、それが「吉夢」と考えられる場合は、1年を楽しみに過ごすことができますが、「凶夢」と考えられた場合、悲しくなってしまいますよね。そんなときは、①「凶夢」を捨てる、または②「凶夢」を「吉夢」に変換することをお勧めします。
①「凶夢」を捨てる
見た夢の内容を紙に書いて、シュレッダーにかけたりごみ箱に捨てたり、焼却したりして捨ててしまいましょう。
誰かに「こんな夢を見てしまったよ」と話すのもお勧めです。凶夢を「話」すことで自分の運気から凶の部分を「離」してしまいましょう。
②「凶夢」を「吉夢」に変換する
まずは見た夢の内容を紙に書きます。そして、その内容を書き換えてポジティブな感情を抱けるような結末にしてしまいましょう。
例えば、先に挙げた「高層ビルが火事になり、自分一人が取り残される夢」を見たとしましょう。もし私がこの夢を見たとしたら、「高層ビルが火事になり、ビルの一室で自分一人が取り残された。確認すると火は自分がいたフロアよりも下で発生していたので、階段を必死に登っていった。何階か登っていくと、他のフロアにも逃げ遅れていた人たちがいるのが分かった。声をかけてお互い励まし合い、最上階まで登るとヘリコプターが救助しに来てくれた。」と書き換えます。
そしてこれをしばらく保管しておきます。
同時に、なぜこんな夢を見たのかを自分なりに分析してみるのもお勧めです。
夢と現実の生活はリンクしていることが多いので、現実の生活がどのような状況だったのか、それに対して自分がどんな感情を抱いているのかにフォーカスしながら解釈してみるといいでしょう。
例えば、上記の「高層ビルが火事になり、自分一人が取り残される夢」について、現実の生活で、自分の実力と思っているよりもさらに上の力量を任されていると感じているのではないか、あるいは昇格して命令する立場に立ったことで、孤独感が増えていたのではないか、と分析してみます。
このように夢を見た原因を分析することで自分が「凶夢」を見た理由にたどり着くことができます。
そこで自分はどうしたらよいのかを次に考えてみましょう。このとき、自分が書き換えた内容が対応策を示唆している場合もよくあります。例えば上記の夢に関していえば、昇格して孤独感が増えていたとしても、実際は視野を広げれば同じような状況にある仲間がいる(=ビルの一室で取り残されたのは自分一人だったが、他のフロアにも取り残された人たちがいた)ことに気付く、というのも一つです。
そして何らかの行動をすることで状況が変化します。例えば異業種交流会に参加してみる、とか新しい趣味を始めてみて、新しい人脈を得るなど。
状況が変化すれば夢にも変化が訪れ、全く同じ夢は見なくなります。つまり、「凶夢」から解放されることになります。
まとめ
火事の初夢を見た場合、基本的には「吉夢」と考えてよいですが、夢の状況次第では「凶夢」である可能性もあります。
そのような場合には、人に話して「凶夢」を手放したり、夢の内容を書き替えて「吉夢」にしたりしましょう。なぜそうした夢を見たのか、その夢が自分に何を伝えようとしているのかを考えるのもお勧めです。
あなたが見た初夢が、素晴らしい1年のきっかけとなりますように。

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