日本では、新年に見た「初夢」で、1年の吉兆を占う風習があります。そのため、縁起の良い「初夢」を見られるようにと、昔の人たちは縁起担ぎをしていました。
それが、「宝船の絵を枕の下に入れて夢を見る」というもの。
また、現代では宝船の絵ではなく、宝船の折り紙を折って枕の下に入れて夢を見る、という縁起担ぎをしている人たちもいるようです。
そこで、本記事では「縁起の良い初夢を見たい」という人向けに、
- 縁起の良い初夢を見るための宝船の絵とは?
- 縁起の良い初夢を見るための宝船の絵の使い方
- 縁起の良い初夢を見るための宝船の折り紙の折り方
- 縁起の良い初夢を見るための宝船の折り紙の使い方
についてお伝えします。初夢を見る前に準備して、縁起の良い初夢を見ましょう!
縁起の良い初夢を見るための宝船の絵とは?
宝船の絵とは、七福神が乗った帆船を描いたもので、江戸時代から初夢の縁起担ぎとして親しまれてきました。宝船には米俵や金銀財宝が積まれ、大きな帆には「宝船」や「長者の宝」などの文字が書かれているのが特徴です。
伝統的な宝船の絵には、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋の七福神全員が描かれています。それぞれの神様が異なる福をもたらすとされ、商売繁盛、金運上昇、健康長寿など、さまざまな幸運を招くと信じられてきました。
また、宝船の絵の裏側には「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな(長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな)」という回文の和歌が書かれることもあります。この歌は上から読んでも下から読んでも同じで、悪い夢を良い夢に変える力があるとされています。
縁起の良い初夢を見るための宝船の絵の使い方
宝船の絵を使った初夢の縁起担ぎには、いくつかのポイントがあります。
使用するタイミング
初夢を見る日の夜、つまり1月1日の夜から2日の朝にかけて、または1月2日の夜から3日の朝にかけて使用します。地域や時代によって初夢はいつ見る夢かの定義は異なりますが、一般的には1月2日の夜に見る夢を初夢とすることが多いようです。
宝船の絵の置き方
枕の下に宝船の絵を入れて眠ります。このとき、絵が逆さまにならないよう注意しましょう。宝船が転覆してしまうのは縁起が良くないからです。また、絵を折り曲げずに、できるだけ丁寧に扱うことが大切です。
枕の下に入れにくい場合は、枕元に置いたり、枕カバーの中に入れたりしても良いとされています。大切なのは、宝船の絵を身近に置いて眠ることです。
もし悪い夢を見てしまったら
万が一、悪い夢を見てしまった場合は、朝起きてすぐに宝船の絵を川に流すという風習もあります。悪い夢を水に流して、良い運気を呼び込むという意味が込められています。ただし、現代では環境への配慮から、実際に川に流すのではなく、適切に処分することをお勧めします。
縁起の良い初夢を見るための宝船の折り紙の折り方
現代では、宝船の絵の代わりに折り紙で宝船を折って使用する人も増えています。自分で折ることで、より願いを込めることができるという利点もあります。
基本的な宝船の折り方
- 正方形の折り紙を用意します。金色や赤色など、縁起の良い色を選ぶとより効果的です。
- 折り紙を半分に折ります(長方形のかたちになるように)。
- さらに半分に折ります(正方形のかたちになるように)。
- 一旦折った紙を開いて折り目に合わせて四隅を折ります。
- 裏返して、再び四隅を中心に向かって折り込みます。
- さらに裏返し、四隅のポケット部分を開いて、船の形に整えます。
- 底の部分を少し開いて安定させ、帆の部分を立ち上げれば完成です。
より本格的な宝船を作りたい場合は、複数の折り紙を組み合わせて、七福神の人形を作って船に乗せることもできます。また、帆の部分に「宝」や「福」などの文字を書き込むのも良いでしょう。
縁起の良い初夢を見るための宝船の折り紙の使い方
折り紙の宝船も、絵と同様に枕の下に入れて使用します。
折り紙の宝船を折るときの心構え
宝船を折る際は、心を落ち着けて、良い初夢を見られるよう願いを込めながら丁寧に折りましょう。焦って折ったり、雑に扱ったりすると、せっかくの縁起担ぎの効果が薄れてしまいます。
使用後の扱い方
良い初夢を見ることができたら、折り紙の宝船は大切に保管しておきましょう。1年間、お守りとして持ち歩いたり、家の神棚や玄関に飾ったりすることで、継続的に幸運を招くとされています。
翌年の初夢の前には、新しい宝船を折り、古い宝船は感謝の気持ちを込めて処分します。神社のお焚き上げに出すか、白い紙に包んで可燃ごみとして処分するのが丁寧な方法です。
初夢の縁起担ぎは、科学的な根拠があるわけではありませんが、新しい年に向けて前向きな気持ちを持つための素敵な習慣です。宝船の絵や折り紙を用意して、リラックスした気持ちで眠りにつくことで、自然と良い夢を見やすくなるかもしれません。
今年の初夢には、ぜひ宝船を枕元に置いて、幸運に満ちた1年のスタートを切りましょう!

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