【夢占い】「脳の情報整理」と「無意識からのメッセージ」、夢の違いは?

ミニ知識

自分が見た夢について調べていくうちに、「夢」について色々知りたくなったあなたへちょっとした豆知識をお届けします。

今回は、夢を見る理由の中で、「脳の情報整理」のために見る夢と、「無意識からのメッセージ」としての夢の違いについてです。

「脳の情報整理」のために見る夢の特徴は?

脳が情報整理のために見る夢とは、日中に体験した出来事や感情、学んだことなどを処理する過程で見るものです。

脳が情報を整理しているときには、あなたが過去に体験した出来事や感情、過去に得た知識などが無秩序に結び付けられることがあります。

したがって、その夢の中ではシチュエーションが頻繁に変わったり、登場人物Aが知らない間にBとなっていることもあります。

また、情報整理のための夢では、夢の中で課題解決には至らないことが多いというのも特徴的です。

私自身、中学の定期テストの当日に見た夢は、以下のようなものでした。

本能寺で織田信長が私に関数を教えている途中に明智光秀がやってきた。

「信長が教えていることは間違っている!」と叫び、刀で私を切ろうとしたため急いで逃げたら信長が身代わりに切られてしまった。

「私のせいで信長が切られてしまった、私がもっと関数を勉強していれば…」と後悔していると、知らない間に新幹線に乗っており、「次の到着駅は品川です」とアナウンスが聞こえた。

「え、品川まで来ちゃったら学校でテストが受けられない」と焦っているとさっき切られたはずの信長が隣の席に座っていて、「江戸に徳川家康を討ちに行くぞ」と目をキラキラさせていた。

テスト前の一夜漬けで知識を詰め込んでいたので、歴史と数学がごっちゃになっています。

また、場面も本能寺から新幹線の中へと飛んでおり、現実ではありえないものでした。

 

「無意識からのメッセージ」としての夢の特徴は?

無意識(潜在意識)が夢を見た本人の抱える課題に対して警告や示唆を与えるために一定の内容の夢を見させる、これが無意識からのメッセージとしての夢になります。

脳の情報整理のための夢と異なり、

①抽象的なイメージが夢の中に現れることが多い

②本人の抱えている課題に対して解決方法が示唆されている場合が多い

といった特徴を備えていると言われています。

例えば私が以前見た夢の中で、無意識からのメッセージとしての夢と思われるものとして、次のような夢があります。

 

卒業式に出ることになっていたが、詳細を聞いておらず在校生の後輩たちと一緒にいる。

集団のグループが歩いてきたので見ると同級生たちだったので、慌てて合流する。

卒業式が始まったが私の名前は呼ばれないままで、不安になる。

あと少しで式が終わるという頃に意を決して先生に自分は卒業できるのかどうかを聞きに行くと、先生から「もっと早く聞きに来い」と叱られた。

この夢を見たとき、私は新しい職場で働いていました。

それまで働いていた職場と異なり、自分で時間を管理し、スケジュールを組み、どんどん動いていかないといけなかったのですが、そのやり方が分からず人にも聞けず、苦しい思いを抱いていました。

そんな状況下で見たこの夢は、私自身が周囲と比較して仕事ができない、しかし年齢的にはそうした仕事ができて当たり前のはず、という自己認識がベースとなっているといえます。卒業する学年なのに在校生と一緒にいる、というのがそのことを暗示しているといえるでしょう。

そして、先生から言われた「もっと早く聞きに来い」というのはまさに仕事で私ができていなかっことでした。仕事のやり方が分からないまま放置するのではなく、早く人に聞くこと、相談すること。この夢からの重要なメッセージはまさにこの先生の一言でした。

まとめ

脳の情報整理のために見る夢は、記憶の固定や情報の整理が主な目的であり、過去に体験した出来事や感情、過去に得た知識等が無秩序に結び付けられていることが多いです。

他方、無意識からのメッセージとしての夢は、夢を見た本人が抱えている課題に対して、何らかの解決方法を示唆していることが多いです。

あなたが今日見た夢が脳の情報整理のために見た夢なら、特にその内容を深掘りする必要はありません。

でも、無意識からのメッセージとしての夢だとしたら、是非その内容を深掘りしてどんなメッセージが伝えられているかを考えてみてくださいね。きっとあなたが抱えている課題の解決に有益なメッセージが伝えられていると思いますよ。

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