普段は夢について気にしない人も、初夢を見るとそれが吉夢なのか凶夢なのか、気になることもあるかと思います。
実はこのブログでは、あまり「吉夢」「凶夢」という夢の分け方をしていません。
ですが、初夢に関しては、日本で古くから1年の良し悪しを占う風習があることから、初夢占いをしようとこのブログを訪れてくださった方のために、端的に「吉夢」「凶夢」の判断と、「凶夢」だったときの対処法についてお伝えしようと思います。
それでは、初夢で競争馬が出てきたとき、それは「吉夢」といって良いのでしょうか?
初夢の競馬は吉凶混合。その理由は?レースで勝つ夢、自分が競走馬に乗る夢は「吉夢」?
初夢で競走馬が出てきた場合、端的に「吉夢」あるいは「凶夢」ということはできません。
なぜなら競走馬には一般的にポジティブな意味とネガティブな意味の両方があり、かつ夢の中の競走馬の状況次第でポジティブな意味とネガティブな意味とが暗示されるからです。
まず、競走馬の一般的な意味からみてみましょう。
競走馬が象徴するポジティブな意味としては、「スピード」「勝利への情熱」「金運アップ」「高貴さ」「伝統」等があります。
レース中に競走馬は時に70km/hもの速さで走っていること、レースで勝つことを目指して育成されていること、競走馬の「サラブレッド」という言葉が「家柄の良い人」という意味でも使われていること、競走馬自体が昔から財産として扱われてきたこと等に由来しています。
他方、競走馬が象徴するネガティブな意味としては「荒い気性」「将来への不安」などがあります。競走馬は勝負の世界で生きていることから、気性が荒い馬も少なくないそうです。また、引退後のセカンドキャリアが不安定であることも最近になって知られるようになりました。
このように、競走馬にはポジティブ、ネガティブ両方の意味合いがあるため、初夢で競走馬が出てきた場合も端的に「吉夢」、あるいは「凶夢」とはいえないことになります。
あなたが見た競走馬の夢が「吉夢」となるか、「凶夢」となるかは、夢の内容やそのときのあなたの感情がどのようなものだったかによって変わってきます。
おおまかにいって、夢の中で競走馬が生きいきと活動しており、あなたが「楽しい」「嬉しい」「ワクワクする」といったポジティブな感情を抱いたときにはその夢は「吉夢」といってよいと思います。
逆に、夢の中で競走馬が元気でなかったり、あなたが「怖い」「不安」「悲しい」といったネガティブな感情を抱いたときにはその夢は「凶夢」の可能性が高いといえます。
例えば競走馬がレースで勝つ夢を見た場合、「吉夢」といってよいでしょう。競走馬がレースで勝つというのは、自分の存在意義が認められるということだからです。
あなた自身の努力が認められる1年になるかもしれません。
また、自分が競走馬に乗る夢を見た場合も、乗った馬が好成績を上げたり、乗っていて爽快な気分に浸っていたりした場合は「吉夢」といってよいでしょう。
あなたの努力をサポートしてくれる人が現れる可能性もあるでしょう。
初夢で自分が応援している馬が着外だった場合や出走取消または競争除外となった場合は「凶夢」となる?
一方、夢の中で自分が応援している競走馬が着外だった場合はどうでしょうか?
この場合、残念ながら「凶夢」になる可能性が高いといえます。
なぜなら着外だったということは、思うような結果が出せなかったということであり、努力が実らない可能性を示唆しているといえるからです。
また、夢の中で自分が応援している競走馬が出走取消または競争除外だった場合はどうでしょうか?
こうした場合も、競争で結果を出すことができなかったといえるので、やはり「凶夢」である可能性が高いといえるでしょう。
初夢で競馬が出てきたが「凶夢」だった場合の対処法は?
競走馬が出てきた初夢が「吉夢」と考えられる場合は、1年を楽しみに過ごすことができますが、「凶夢」と考えられた場合、どのように対処したらよいでしょうか。
私がお勧めするのは、
①「凶夢」を捨てる、
②「凶夢」を「吉夢」に変換する
の2つです。
①「凶夢」を捨てる
見た夢の内容を紙に書いて、シュレッダーにかけたりごみ箱に捨てたり、焼却したりして捨ててしまいましょう。
誰かに「こんな夢を見てしまったよ」と話すのもお勧めです。
「話す」ことで、自分の身から「離す」ことができるからです。
②「凶夢」を「吉夢」に変換する
まずは見た夢の内容を紙に書きます。そして、その続きをハッピーエンドになるように考えて書きます。ハッピーエンドになって、あなたがポジティブな感情を抱けるようなものを考えましょう。
例えば、先に挙げた「自分が応援している競走馬が出走取消になった夢」を見たとしましょう。「応援していた競走馬が出走取消になり、がっかりしてしまった。しかし、改めて当該レースの出走馬について情報を収集してみると、他にも応援したくなる馬がいることに気づいた。実際にレースが始まると、新たに応援することにした競走馬がぶっちぎりの速さで1位になった。」というふうに書き換えるのです。
それと同時に、なぜこんな夢を見たのかを自分なりに分析してみるのもお勧めです。
例えばあなたが30代の中間管理職だったとしましょう。
部下が数人いて、そのうちの新人A君に期待していたのだけれど、そのA君が1年もたたないうちに辞めてしまったとしたら、上記の夢は「期待していたA君」≒「自分が応援している競走馬」が、「退職してしまった」≒「出走取消」と考えることができ、現実の世界での出来事を反映してこの夢を見たのだな、A君に退職されて自分ががっかりしていたんだなと分析することができます。
このように夢を見た原因を分析することで自分の心理状態を把握することも可能になります。がっかりしている自分の気持ちを受け入れたうえで、残っている部下を応援することに注力すれば、「凶夢」の縛りから解放されるでしょう。
まとめ
初夢で競走馬が出てきた場合、それが「吉夢」であるか「凶夢」であるかは一概には言えません。競争馬が象徴するものはポジティブな意味を持つものも、ネガティブな意味を持つものもあり、夢の中の競走馬の状況次第でも「吉凶」が変わるからです。
基本的には競走馬が生きいきとしており、あなたの感情がポジティブなものであれば、その夢は「吉夢」といってよいでしょう。
他方、夢の中で競走馬が満足のいく走りができなかったり、夢の中(あるいは夢から覚めた直後)であなたがネガティブな感情を抱いていたのであれば、その夢は「凶夢」である可能性が高いといえます。
もし、あなたが見た夢が「凶夢」の可能性がある場合には、人に話して「凶夢」を手放したり、夢の内容を書き替えて「吉夢」にしたりしましょう。なぜそうした夢を見たのか、その夢が自分に何を伝えようとしているのかを考えるのもお勧めです。
あなたが見た初夢が、素晴らしい1年のきっかけとなりますように。
おまけ~夢に出てきた競馬の結果が正夢になることはある?
初夢で競走馬が出てきた夢を見た人の中には、「夢の結果通りに馬券を買ったら当たるだろうか?」と疑問に思っている方もいるかもしれませんね。
私がお伝えできるのは、「正夢になる場合もあるし、ならない場合もある」ということです。
実際にネットで検索したところ、夢の中に出てきた通りに馬券を買ったらそれが当たった、という投稿もあれば、全く当たらなかった、という投稿もありました。
現実でも100%の確率で馬券を当てる人がいないのと同様、夢の中でも的中率を100%にするのは難しいのではないかと思います。
確かに夢の中には未来をそのまま暗示する「正夢」もあると私自身は思いますが、現実の生活の中で得た情報を整理するなかで見た夢と「正夢」を区別するのは難しいため、見た夢があなたの予想を表現しているのか、それとも「未来」を表現しているのかはわからないのではないかと思います。
なので、夢に馬券が出てきたからと言ってその夢の通りに馬券を買うことは積極的にはお勧めしません。正夢になったら嬉しいな、程度で楽しまれてはいかがでしょうか。
コメント