【夢占い】月の夢の意味は?月食の夢、月が2つ出てきたときの意味は?

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夢の中で月が出てきて、強く印象に残っているとき、そこには何らかのメッセージが送られていると考えることができます。

それは、「月」が持っている一般的な象徴と、あなたが「月」に対して個人的に有しているイメージ、そしてあなたが見た夢の中で「月」がどんな状態であったのか、あなたが夢の中でどのような感情を持っていたかによって変わってきます。

夢占い 月は何を象徴しているの?月食、月が2つのときの意味は?(一般的な象徴)

月は様々なことを象徴しています。

1.女性性

満ち欠けを繰り返す月は女性の生理周期や、妊娠、出産とも関係をしていると言われており、女性性の象徴ともされています。「女性性」から、非論理性、非合理、直感、といったことを象徴する場合もあります。

2.変化

月が満ち欠けすることから、変化を象徴する場合もあります。特に人の感情の起伏を象徴している場合も少なくありません。

3.無意識・深層心理

月は夜に光り輝きます。

そして夜は意識が薄れ、無意識の世界に近づく時間帯とされます。そこから月は無意識・深層心理を象徴しているということもあります。

4.女神

ギリシャ神話では、アルテミスが月の女神とされています。

また、日本の神話では、月読命(月夜見尊)が月の神と解釈されています。

そうしたことから、月が女神を象徴している場合もあります。

5.狂気

満月の夜には狼男が変身するという伝承が残っています。

また、科学的根拠はないとされつつも、「満月の夜は犯罪率が高くなる」ということが一定数の人々に信じられています。

こうしたことから、月は「狂気」を象徴する場合もあります。

月食

以上は「月」が一般的にどのような意味を持っているかについてですが、「月食」についてはまた特殊な意味合いがあります。

月食が地球の影に隠れたあとで元に戻る現象であることから、「隠されていたことが浮かび上がること」や「内面的な再生」を象徴している場合もあります。

2つの月

また、2つの月が夢に出てきた場合、「二重性や対立」「予期せぬ出来事」「バランスの欠如」を象徴することがあります。

月が2つも現れるというのは異常事態であり、「太陽と月」ではなく「月と月」であることからバランスを崩しているとみることができるからです。

夢占い 月は何を象徴しているの?月食、月が2つのときの意味は?(個人的な象徴の例)

上記のような意味以外にも、あなたが月に対して特別なイメージを持っていたとしたら、あなたの夢の中に出てきた月にも、そのイメージが重要になってくる場合もあります。

例えば、先に月には「変化」を象徴すると書きましたが、悲しい気分になるときにいつも月を見て心を落ち着かせていた、という人にとっては、「月」は「安定」を象徴している可能性がでてきます。

また、「月」をモチーフにした曲(例えばREBECCAの「MOON」)が好きだった人にとっては、その曲をよく聞いていた時の状況や、感情、一緒に時を過ごしていた仲間などを想起するかもしれません。

ちなみに私自身は、「月」に関する曲と言えば「荒城の月」を思い出します。

両親の目覚まし時計が「荒城の月」のオルゴールで、私もこの曲を聴いて朝起きていたからです。

なので、「月」に関しても、夜だけでなく「朝方」のイメージを持つこともあります。

同様に、「月食」に関しても、以前誰かと一緒に月食を見たことがあり、そのことが強く印象に残っている場合、月食がその人を想起するということも考えられます。

同じように、「2つの月」に関しても、例えば「2つの月」を題材にして何か作品を作り上げた人にとっては、その作品を象徴していることもありえます。

このように、「月」そのものや「月食」「2つの月」には一般的に象徴されることがあるものの、夢を見た人の個人的な経験などによって、夢の意味が異なってくる可能性は十分にあり得るのです。

夢占い 月は何を象徴しているの?月食、月が2つのときの意味は?(具体的な夢とその解釈例)

では実際に「月」が出てきた夢の具体的な解釈についてみてみましょう。

1.「月」と「太陽」が転がってきた夢

小学校3年生の時に私が見た夢です。

家から小学校に行く途中に神社がありました。

その神社の近くを歩いていると、「月」が自分めがけてゴロゴロと転がってきました。

怖くなって逃げて逃げて、神社の境内に逃げ込むと、月は神社を越えて南に転がっていきました。

ホッとして自宅に帰ると今度は「太陽」が東から転がってきました。

月よりも大きい太陽が転がってくるのを知って、また恐怖にかられました。

恐怖にかられつつも、転がってくる太陽の状況が知りたくて、家を出てみると、太陽は家の近くにある用水路の近くまで転がってきていました。

「今度は月と違って逃げられないかもしれない」と恐怖で打ち震えていると、目覚まし時計が鳴り、目が覚めました。

《解釈》

「月」と「太陽」が転がってくるー物理的にはありえないことも、夢の中ではありえます。

この夢の中で私は「月」も「太陽」もともに「怖いもの」として認識していました。

自身の力ではコントロールできないものに対する不安や恐れが夢の中で現実化したと捉えることができます。

あるいは、「月」と「太陽」は「母」と「父」を象徴していたとみることもできます。

母からも父からも私は叱られていたので、そのときの恐怖感が夢の中で再現された可能性もあります。

2.月食の夢

これも私自身が見た夢です。

皆既月食が見えるというので、友達と一緒に空を眺めていました。

満月が一旦隠れてまた元に戻っていく途中、三日月のかたちになった途端、月に顔が現れました。裂けた口、笑っているようで笑っていない目。

ギャッと叫んで目が覚めました。

《解釈》

実はこの夢を見た数日後に、夢に出てきた友達が他のクラスメイトに私の悪口を言っていたということを知りました。

月食後戻る月に現れた顔は、私と一緒にいるときには見せていなかった友達の表情。

いつも一緒にいるときには見せていない表情が、その友達にはある、そしてそれは私を嫌な気持ちにさせるもの(=他のクラスメイトに悪口を言っている)だということを夢が教えてくれていたのだと思います。

3.月が2つ現れた夢

ある男性が見た夢です。

妻と久しぶりに夜デートにでかけた。

綺麗な満月が空に浮かんでいたので、「満月がきれいだね」というと、妻は、「何言ってるのよ、今日は三日月じゃない」 と反論してきた。

再度、空を見上げると、満月と三日月が煌々と光っている。

「ほら、三日月でしょ」と得意げに言う妻に「満月だって光ってるじゃないか」というのがやっとだった。

《解釈》

夢主である男性は、奥さんとの価値観の違いに悩んでいました。

夢の中でも同じ「月」を見ているはずなのに、男性が最初に目にしたのは満月、奥さんが見ていたのは三日月でした。

ただ、よく見ると空には満月も三日月も浮かんでいました。

ここから、価値観の違いは優劣で決するものではない、ということが示唆されているといえます。

まとめ

月の夢を見た場合、一般的には現状の変化や無意識を示していることが多いです。

夢の中であなたが月を見て不安な気持ちを抱いていたとしたら、現実の生活の中で変化が起きつつあり、それに対してあなたが不安に思っていることを暗示している可能性があります。

ただ、月に対してあなたが固有のイメージを持っており、そのイメージが夢の解釈に影響を与える場合も少なくありません。

あなたと誰かが同じように「月」が出てくる夢を見たとしても、それぞれの夢が届けようとしている意味は、異なっていることは少なくありません。

この記事が、夢からあなたに向けた固有のメッセージへのヒントとなりますように。

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