普段は夢について気にしない人も、初夢を見るとそれが吉夢なのか凶夢なのか、気になることもあるかと思います。
実はこのブログでは、あまり「吉夢」「凶夢」という夢の分け方をしていません。
ですが、初夢に関しては、日本で古くから1年の良し悪しを占う風習があることから、初夢占いのためにこのブログを訪れてくださった方のために、端的に「吉夢」「凶夢」の判断と、「凶夢」だったときの対処法についてお伝えしようと思います。
好きな人が初夢で出てきた場合、基本的には「吉夢」とみてよいでしょう。
ただ、夢の中で好きな人とあなたがどのような関係にあったか、また、夢の中であなたがどのような感情を抱いていたかで夢の吉凶が変わる場合もあります。
それでは以下、具体的にみていきましょう。
初夢の好きな人は基本的には「吉夢」。その理由は?
初夢で、好きな人が出てきた場合、基本的には「吉夢」といって良いでしょう。
なぜなら好きな人が夢に現れるのは「愛情・希望・心の満足・ポジティブな感情」等、多くの前向きな気持ちを象徴しているからです。
好きな人と過ごす時間を「幸せ」だと感じた経験をお持ちの方は多いでしょうし、好きな人のことを考えているだけで「温かい気持ち」になったことのある方も多いのではないでしょうか。
また、好きな人が夢に現れるということは、あなたの心が「愛する気持ち」で満たされている証拠でもあります。これは心の健全さや感情の豊かさを表しているといえます。
このように好きな人の夢にはポジティブな象徴とされることが多いため、初夢で好きな人が出てきたら、それは基本的に「吉夢」といってよいでしょう。
好きな人が出てくる夢が「吉夢」となる具体例は?デートする、付き合う、話をする夢は?好きな人と喧嘩する場合は?
好きな人が夢に出てきたときにそれが吉夢となる具体例として、いくつか挙げてみましょう。もしあなたが以下のような内容の初夢を見たとしたら、この1年の間に良いことが起きる可能性は非常に高いと思います。
好きな人とデートする夢
好きな人とデートする夢は、コミュニケーション運の向上を示唆しています。
なかには「好きな人とデートする夢は、本人の願望が現れたに過ぎないから『逆夢』」と解釈する人もいるかもしれません。でも、好きな人が夢に出てくるほどの思いがあるということは、好きな人との良い関係を築きたいという気持ちが高まっている証拠。実際の恋愛においても積極的になれる可能性があるという意味ではその後の行動次第で正夢になる可能性も否定できません。だとすると、新年の始まりにこのような夢を見ることは、人間関係において良いスタートが切れることを暗示する、縁起が良い夢ということができるでしょう。
好きな人と付き合う夢
好きな人とデートするだけではなく、一歩踏み込んで付き合う夢も「吉夢」といってよいでしょう。なぜなら「付き合う」段階に至っているのは恋愛に対する準備が整っていることを示唆しているから。今まで付き合ったことがない、という人でも夢の中でシミュレーションできているのです。
初夢のなかで好きな人と付き合うことができる=「結ばれる」イメージは、一年を通じた人間関係の充実を予兆しており、「吉夢」に値するといえます。
好きな人と話す夢
好きな人と話す夢は、一方的な想いではなく、お互いを知り合える関係を求めていることを示す「吉夢」です。特に、普段好きな人と話す機会がない人にとっては、夢の中では好きな人と話す準備が着々とできてきていることを示唆しています。この夢は「まずは友達として、自然な関係を築いていこう」という心の準備ができていることを表しているともいえるので、とても健全で前向きな夢ということができます。
この他の夢でも、夢の中であなたがポジティブな感情を抱いていたら、「吉夢」と考えてよいでしょう。どんないいことがあるかな?と期待して日々を過ごしてくださいね。
好きな人と喧嘩する夢
好きな人と喧嘩する夢は、一見「凶夢」とも思われがちですが、実は「吉夢」の一つになります。
喧嘩は「本音でぶつかり合える関係」の象徴とも考えられています。これは表面的な関係ではなく、より深いつながりを求めているあなたの心の表れなのです。現実においても、相手ともっと話したい、理解し合いたいという気持ちが高まっているといえます。実際に会話の機会が増える可能性を示しています。
この夢が示すもう一つの重要な意味は、感情の成熟です。相手に対して複雑な感情を持てるということは、その人を深く思っている証拠であり、一面的な憧れから、より現実的で成熟した愛情への変化を表しています。
特に初夢としてこの夢を見るということは、その人との関係において「本当の意味での理解し合える関係」に向かって進展する年になる可能性が高いです。表面的な関係から一歩踏み込んだ、より深いつながりを築ける可能性があります。
ただ、初夢で好きな人と楽しい時間を過ごす夢を見たからといって、現実の世界で好きな人も自分のことを好きだと即断するのは避けてくださいね。夢はその人の願望を拾って現実とは異なる状況を映像化する場合もあるからです。自分がその人のことを好きだという気持ちを大切にしてください。夢の中でのその人との関係性に近付こうとする姿勢があなたを魅力的にします。
初夢で好きな人が出てきたときに「凶夢」となる場合は?好きな人と連絡するが無視される、好きな人に嫌われる夢は?
以上のように初夢で好きな人が出てきた場合は、基本的には「吉夢」と考えてよいのですが、夢の状況やあなたが抱いた感情によって「凶夢」となる可能性もあります。
例えば、好きな人に連絡したものの、無視された夢を見たとしましょう。現実の生活の中で、同様のことが起こったとしたら、悲しい感情が沸き起こってくることが多いでしょう。好きな人から冷たい態度を取られるということは、見方を変えると自分の愛情が相手に受け入れられていない(しかも拒絶されている)ことを意味していると捉えることができます。そのため、このような夢は、吉夢というよりも凶夢に近いといえます。
また、好きな人に嫌われる夢も同様です。
ただし、このような夢を見たのが、あなたの普段の「好きな人に嫌われたらどうしよう」という不安の表れだとしたら、「凶夢」だから悪いことが起こるとは考えないでほしいのです。
不安はあくまでもあなたが想像しているもの。現実がそうとは限りません。
実は私自身、好きな人から冷淡な態度をとられる夢を何度も見たことがありますが、再会したとき全くそんなことはなく、私の勘違いだったことがあります。それが分かってから夢の中でも冷淡な態度をとられることはなくなりました。
だから、上記のような夢を見たからといってすぐに落胆するのはやめてほしいな、と私は思います。
初夢で好きな人が出てきたが「凶夢」だった場合の対処法は?
初夢で好きな人を見て、それが「吉夢」と考えられる場合は、1年を楽しみに過ごすことができますが、「凶夢」と考えられた場合、悲しくなってしまいますよね。そんなときは、①「凶夢」を捨てる、または②「凶夢」を「吉夢」に変換することをお勧めします。
「凶夢」を捨てる
見た夢の内容を紙に書いて、シュレッダーにかけたりごみ箱に捨てたり、焼却したりして捨ててしまいましょう。
誰かに「こんな夢を見てしまったよ」と話すのもお勧めです。凶夢を「話」すことで自分の運気から凶の部分を「離」してしまいましょう。
「凶夢」を「吉夢」に変換する
まずは見た夢の内容を紙に書きます。そして、その内容を書き換えてポジティブな感情を抱けるような結末にしてしまいましょう。
例えば、先に挙げた「好きな人に連絡したものの、無視された夢」を見たとしましょう。
もし私がこの夢を見たとしたら、「無視されたことを共通の友人に告げたら、『あいつ、事故って入院しているんだ』と教えてもらった。そこで好きな人が入院している病院にお見舞いに行ったら『返事ができなくてごめん』と謝ってもらえた。『気にしないで、それより無事でよかった』と答えたらにっこり笑ってくれた。」と書き換えます。
そしてこれをしばらく保管しておきます。
同時に、なぜこんな夢を見たのかを自分なりに分析してみるのもお勧めです。
夢と現実の生活はリンクしていることが多いので、現実の生活がどのような状況だったのか、それに対して自分がどんな感情を抱いているのかにフォーカスしながら解釈してみるといいでしょう。
例えば、上記の「好きな人に連絡したものの、無視された夢」について、現実で恋愛に対して不安を抱えていないか、あるいは自分に自信が持てないでいるのではないか、を考えてみます。
そのうえで自分はどうしたらよいのかを次に考えてみましょう。恋愛に不安があるのであれば、まずは自分自身を大切にすることから始める、自信が持てないのであれば、小さな成功体験を積み重ねてみる、など。私のお勧めは、まずは好きな人も含め、すべての人に対してできるだけ笑顔を向けること。小さなことでも「ありがとう」と告げること。
こうした行動をすることで状況が変化します。
状況が変化すれば夢にも変化が訪れ、全く同じ夢は見なくなります。つまり、「凶夢」から解放されることになります。
まとめ
初夢で好きな人が出てきた場合、基本的には「吉夢」と考えてよいですが、夢の状況次第では「凶夢」である可能性もあります。
そのような場合には、人に話して「凶夢」を手放したり、夢の内容を書き替えて「吉夢」にしたりしましょう。なぜそうした夢を見たのか、その夢が自分に何を伝えようとしているのかを考えるのもお勧めです。
あなたが見た初夢が、素晴らしい1年のきっかけとなりますように。
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